玩具の売上不振を打開するため、ウイングキャリバーからオーラバトラーへの可変を売りにした新主役メカ・ビルバインの投入と、物語の舞台をバイストン・ウェルから現実世界へ移行させ、派手なロボットバトルを前面に打ち出すことなどが決定した矢先、メインスポンサーであるクローバーが倒産してしまう。急遽、本作のプラモデルを販売していたバンダイがメインスポンサーとなり、新スポンサーにトミー(現・タカラトミー)を迎え、ビルバインの玩具販売を請け負ってもらうことで、打ち切りは辛うじて免れた。
富野はバンダイにメインスポンサーを引き受けさせたサンライズ営業の努力に触れてもトミーの件には触れておらず、『聖戦士ダンバイン・ノスタルジア(2000年刊)』では「この十数年、ダンバインのメインスポンサーが潰れたことを忘れていた」「バンダイ発じゃなかったから本作が消えていった(ガンダム一辺倒になってしまった)」等の発言がある。[5]
主要登場人物
聖戦士
ショウ・ザマ
声 - 中原茂
主人公の地上人。東京都武蔵野市東吉祥寺の一角に家族とともに住んでいる日本人。18歳。バイストン・ウェルではオーラバトラー(以下AB)ダンバイン(後にビルバインに乗り換える)を操り聖戦士と呼ばれる。仕事一筋で家庭を省みない両親に反発し、モトクロスに熱中していた。詳細はショウ・ザマの項を参照。
続編OVA「New Story of Aura Battler DUNBINE」では約700年後のバイストン・ウェルにシオン・ザバとして転生している。
マーベル・フローズン
声 - 土井美加
アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の大学生。坐禅を組む程度だが禅を嗜む。ショウがドレイクの元から離れるきっかけを作り、戦闘においてもパートナーとなる。実家は牧場。
早いうちからナックル・ビー(ニクス・ティタン)により聖戦士としてバイストン・ウェルへ召喚されており、ショウ達がバイストン・ウェルに召喚された頃には、既にドレイクの野望を見抜きギブン家の一員となっていた。ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』では、ドレイクの元から脱走したという展開が描かれている。
ギブン家ではショウに次ぐ聖戦士であることから、ダーナ・オシー、ボゾン、ボチューンなど常に最新型のオーラバトラーを与えられ、最終的にはショウがビルバインに乗り換えたことでダンバインのメインパイロットとなる。
当初は、ニーに思いを寄せていたが、次第のその思いはショウへと移っていった。ただし、一方で「ジャップ(=ショウ)には負けられない」と父母に発言しているシーンも見られる。
じんのおび トップライト テドラル なかよし ナベラル モルグ ベニデュ ムード フォワグ ビアガ 芽キャベツ セーラー ローレライ ビーフ シャッター トリノ むぐらふ ノッポ リップ チェン デコレータ サカユ ききょう キウイ デッド ハイウェイ ブロック シリーズ フィクシ ミレニアム リチェ リスチン かくぐう ラウィ フワン フラグ サーチトゥ ニック スポット レーベル 迷い道 カエサ タピオカ リトライ オブソ ソフトテニ ナンス カシミ プルーン おびひろ
トッド・ギネス
声 - 逢坂秀実、総集編と一部ゲームは堀内賢雄、森田順平
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンの出身で、空軍のパイロットをしていた。年齢は23歳。
ショウ、トカマクと同時に、ドレイクによりバイストン・ウェルに召喚され、聖戦士として扱われる。そのままドレイクに掌握されたアの国陣営の一員として、ショウ、マーベルらギブン家側と何度も戦闘を繰り広げる。 空軍で同僚パイロットだったアレンが召喚されると立場の危うさを悟り、ショウに猛攻をかける。しかし敗れて機体が大破、重傷を負い一時行方不明となるものの、ガロウ・ランに変えられ、コモンの世界に流されていたナックル・ビーに助けられて一命を取り留める。その後、ドレイクと同盟を結んだビショットの配下となり、与えられたビアレスで執拗にショウ・ザマに戦いを挑み続ける。最終決戦の直前にライネックでハイパー化するが、ショウ・ザマに討たれて死亡した。
ドレイク・ルフトの野望を知った後も、それを阻止することより聖戦士として優遇されることを優先するなど、現実主義者である。また母親想いであり、出世することで孝行を考えていた節もある。最期の言葉も母への呼びかけであった。自身を「東部の落ちこぼれ」と称した鬱屈した感情を、戦場で対峙したマーベルにぶつける場面もあった。バイストン・ウェル勢が地上に浮上した際には、故郷であるボストンが戦火に巻き込まれるのを恐れ、アの国の軍勢とアメリカ合衆国との橋渡し役となった。ドレイクはトッド戦死の報告を受け取った際、その生前の功績を認め、彼の母親が住むボストンには手を出さない旨を部下に通達するのであった。
序盤はショウのダンバインに翻弄される場面が目立ったが、クの国の聖戦士として戦線に復帰してからはオーラ力も増大し、度々ショウ達を苦戦させている。
ゲーム『スーパーロボット大戦F』にて既に声優を引退していたトッド役の逢坂秀実を興信所を使ってまで捜し出した(その際、ショウ役の中原茂や、『重戦機エルガイム』の主人公ダバ・マイロード役の平松広和も協力していた)。なお、ゲーム『聖戦士伝説』およびOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』では堀内賢雄、『サンライズ英雄譚』では森田順平が声を当てている。
主な搭乗機体はダンバイン、ドラムロ、ビアレス、ライネック。
トカマク・ロブスキー
声 - 戸谷公次
地上では、ソ連領(現在のウクライナ領)のハリコフに住む失業者だった。
ショウ、トッドと同時にバイストン・ウェルに召喚される。彼らと同じく初陣では緑色のダンバインに搭乗していたが、ギブン家側に撃墜されて死亡した。
ゲーム『聖戦士伝説』では、展開によって仲間にできるが能力はショウやトッドに及ばない扱いになっている。
ジェリル・クチビ
声 - 大塚智子
ショウやトッドに続き第二陣として送られてきた地上人。逆立っている真っ赤な髪と青いメッシュが特徴的な女性。娼婦の母親から、養育を放棄されておりダブリンでロックシンガーとして生計を立てていた。ショウを敵として追い回す。凶暴な性格で戦闘に喜びを見出していた。地上に出た後はオーラ力の暴走によりレプラカーンごとハイパー化してしまう。
アレン・ブレディ
声 - 若本紀昭 ※現・若本規夫
ジェリル、フェイと共に地上から召喚された。トッドの空軍時代の先輩であり、トッドがアレンの召喚を知って功を焦り、撃墜されてしまう間接的な原因となる。優秀なパイロットだったようで、オーラバトラーの操作にも自信を見せていた。大した努力をせずとも、目覚しい成果を挙げる天才タイプだが、性格にはかなりの難がある。ビルバインの初陣でビランビーごと一刀両断にされて機体は爆散。アレン自身は海に放り出され、以後の生死は不明。ただし監督の富野は、「アニメック」誌のインタビューで「間違いなく死んでいる。不明に見えるのはスタッフの勘違いゆえ」と答えている。
フェイ・チェンカ
声 - 三橋洋一 ※現・橋本晃一
ジェリル、アレンと共に召喚された地上人。中国人。バイストン・ウェルに来る前は売れない俳優をやっていた。気性の荒いジェリルと自信家のアレンを冷静になだめるなど、まとめ役を果たしていた。第23話でミュージィと共同して戦うが、投擲したグリネイドをショウのダンバインに跳ね返され、乗機のレプラカーンもろとも爆死、第二陣の中では最初の犠牲者となった。